2011.12.21更新

第3回領域シンポジウム

越境する数学 

〜さきがけ第二期生 研究成果報告会〜

お蔭様を持ちまして、成果報告会は盛会のうちに終了しました。
お忙しい中、多数のご来場を賜り、ありがとうございました。


ご挨拶

 本研究領域は、数学研究者が社会的ニーズの高い課題の解決を目指して、諸分野の研究者と協働し、ブレークスルーの探索を行う研究を対象とするものです。諸分野の研究対象である自然現象や社会現象に対し、数学的手法を応用するだけでなく、それらの数学的研究を通じて新しい数学的概念・方法論の提案を行うなど、数学と実験科学の融合を促進する双方向的研究を重視するものです。

 数学はこれまで常に時代に先んじる世界観を生み出してきたと言えます。占星術に伴うプトレマイオスの調和的な円の世界観からニュートン的世界観を経て現代のカオス・フラクタル的自然観にいたるまで幾度かコペルニクス的転回をもたらす駆動力となってきました。我々が生きている現代社会はインターネットでつながれ、まさにスモールワールドになっていますが、一方で環境、エネルギー、経済、医療等のいずれの分野においても深刻な問題と格差を生み出しています。この不確定で予測し難い21世紀社会を新たな視点から見直し、再構築できるのは、数学の力なくしてはあり得ないと考えられます。そして数学が素晴らしいのは、そのような問題解決力としての切れ味だけではなく、人間を含めて我々をとりまく自然の不思議さと美しさを洗練された形で見せてくれるアートとしての側面もあります。

  前回のさきがけ1期生報告会に引き続き、今回のさきがけ2期生成果報告会においても、そのような試みの興味ある実例を実感していただけると期待しております。

               ポスターはこちら
               雑誌広告はこちら


日 時 : 2011年12月20日(火)10:00 〜18:00
場 所 : 東京大学 弥生講堂・一条ホール        ※地図は末尾
定 員 : 300名
参加費 : 無 料
交流会 : 18:00〜 交流会参加者は当日3,000円徴収
主 催 : JST「数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索」領域
e-mail : mathsympomath.jst.go.jp
締 切 : ※多数の参加申込みをいただき、ありがとうございました。
 まだ空席がございますので、当日受付でお申し込みください



プログラム

 9:30〜  受付開始
10:00  開会挨拶・概要紹介  西浦廉政(研究総括・北海道大学)
10:20  時間変動するデータから変動しない情報を取り出す数学
  三浦 佳二(東北大学)
10:55  ミクロ相分離現象における粗大化・安定化および移動について
  大下 承民(岡山大学)
11:30  統計モデルの幾何学に基いたベイズ予測理論とミクロ・マクロ現象への応用
  田中 冬彦(東京大学)
12:00〜13:00  昼食休憩
13:00  幾何学的変分問題の大域解析とナノ-ミクロ物質の形態解明への応用
  小磯 深幸(九州大学)
13:35  代数的符号理論による組合せ構造の解析と量子符号への応用
  原田 昌晃(山形大学)
14:10  代数から複雑生物ネットワークを理解する
  春名 太一(神戸大学)
14:40〜14:55  休憩
14:55  シャノン限界の実現と次世代情報通信理論の構築
  平岡 裕章(九州大学)
15:30  数学で読み解く生物時計の仕組み
  郡 宏(お茶の水女子大学)
16:05  さきがけ数学塾、数学キャラバンについて
  大下、春名(二期生)
16:20〜17:20  ポスター発表
17:20  さきがけの終了を迎えて(壇上インタビュー)
  荒井、水藤(インタビュアー:一期生)
17:45  閉会挨拶  科学技術振興機構
18:00〜  研究交流会

案内図